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投げっぱなし日記

イラストとか、自転車とか、まったりゆるゆる。

ちょっと渋峠行ってくる!(後編)

朝日を見に行こう

8月3日18時。渋峠の頂上、群馬県と長野県の境、渋峠ホテル。
今日は客らしい客は自分だけ。
晩ご飯は、いわゆるホテルというよりはスキー場の宿泊施設のそれ。そっか、ここ冬は志賀高原スキー場だものね。



「今日は星空は難しいかもしれませんね。明日の朝、朝日が見られると良いんですが…。」
よかったら早起きしてみてくださいね、とホテルのおかみさん。


ホテルには大きなレトリバーのインディー君がいて、遊ぼうかと思ったけれど、眠そうに小屋に入っています。
…やることがない。気力もない。とりあえず、このまま居ても仕方がないので、さっさと寝てしまうことにしました。


深夜23時。
起き出してみたものの、外は相変わらずのガス。ただ、かなり冷え込んでいるみたい。
暖炉は熾火になってチラチラと光っています。というか、8月なのにここは暖炉なんだね。昨日の灼熱の夜間行軍が嘘みたい。

これはもう、星空はダメかな。
明日の朝、活動をはじめよう。朝日ぐらい見られたら良いな…。


深夜3時。
結構寒い。ガスは…消えたのかな…。
…外へ。

雲が、切れてる。
満天の星空とは到底言えないけれど、でも、天頂と東の空は所々見える。

行こう。
日本国道最高地点の展望台は歩いても10分そこそこ、自転車なら3分。

気温は13℃。ろんぐらいだぁすウィンドブレーカー、優秀である。


雲が厚い…。

天頂なら辛うじて…。あれは天の川…?


眼下に輝く草津温泉街。山の向こうの灯りは前橋でしょうか…?


薄明。


夜明け待つ写真家。

星が消えゆき、空が虹色に染まる。

ああ…もう、胸がいっぱい…。

インディー君

さて、まだ朝も早いので一度ホテルで横になり、日が高く昇ったところで改めて活動開始です。

「はねます、とります、じゃれますよ、注意」の渋峠ホテル看板犬のインディー君(2代目)。
やんちゃなのは1代目だけ?と思うほど、この日は大人しい子でしたが…本当の所はどうなんでしょうか。

お友達が遊びに来ていました。

隣にのそり…と寄って来たので、もふもふ撫でてました。いい子です。

注意書きなどどこ吹く風の、のんびり屋さん。

ひとしきり撫でて、満足。うむ、モフ充である。

下山


さあ、下界へ!日が昇っても16℃の世界から、一気に降って行きます。…正直あの灼熱地獄に戻りたくない…。

ここからは、行きとは反対の長野側へ。群馬側は草津が有名でしたが、長野側は志賀高原として有名です。
とにかく一気に降り続けるのですが、観光名所の志賀高原と言うこともあって車やバイクもそれなりに多め。下りだとお互いにスピードがかなり出るため、安全に気を配りながら下山します。意図的に何ヶ所かで止まって、握力を温存させました。


道の所々に噴き出る温泉。


長野盆地渋峠ホテルの人達は「長野平(ながのだいら)」と呼び習わしていました。この日は山頂からも綺麗に見えていて「山頂から長野平がこれだけ綺麗に見える日は珍しい」とのこと。

1500mを越えた辺りから、急激に気温が上がりはじめたので、ウィンドブレーカーを脱ぎました。そういえば登りでも1500mが気温の境目だったので、この辺りに低山帯と高山帯の区切りがあるようです。

さて、下り終わったところで、ロングライダースでおすすめされていた「氷見 きときと寿し 中野店」に行ってみようと思ったのですが…見当たらない。何度探してもその場所にお店がない。
どうやら、閉店してしまったようなのです!そんな…。ノドグロの寿司を食べたかったのに…。

失意のまま、長野を目指します。残念…。
…あれ?

「氷見 きときと寿し 長野店」

さすがチェーン店!なんと長野市街地一歩手前に別店舗がありました!

の、ノドグロのお寿司だー!!!!!
他にも色々と太平洋側では食べられないネタが満載でした。

「どこから来たの?」
「あ、今日は渋峠の頂上から…。昨日は東京から渋峠まで自転車で…。」
「それはすごい!!いっぱい食べてってくださいね!!!」

なんか、えらくアットホームな回転寿司だなあ…。
こちらがガチガチのロードバイク乗りの格好で珍しいのもあるのでしょうが…。お店を出るときにくじを引いたのですが、当たって景品のノートをもらってしまいました。こ、これ、サドルバッグに入るかな…。

長野まで来たら、後はいつも通り新幹線輪行長野駅もこう何度も来ていると慣れたものです。

こんなに何度も長野新幹線に乗る日が来るとは思ってなかったな…。後は新幹線にゆられて無事に東京に帰ってきました。

満天の星空こそ見れなかったけど、満足のいく初単独200kmロングライドでした…!
今度は星空が見たいなあ…。噴火が収まったらいつかまた行きたいです。あと、今回は草津も通り過ぎるだけだったので、温泉を満喫しに行きたいです。

ちょっと渋峠行ってくる!(前編)

峠のススメ

ヤマノススメいいなあ…山に行きたいな~…。山に行って、星がみたいな~…。
天の川とかさ、見たいなあ。東京のなにが残念って、星が見えないことなのよね。
いつだったか長野の山の中の合宿で見た、満点の星空と天の川、もう一度見たいなあ…。そんでもって、写真に収めたりできれは最高だよね。

高いところに登れば見えるかな?
そうだ!渋峠に行こう!

草津温泉志賀高原の間にある白根山*1、その山頂のすこし先にあるのが渋峠。日本で一番高い場所を走る国道があり、「日本国道最高地点」の石碑を目指して数多の人が訪れる場所です。
真夜中なら、天の川をバックにあの石碑が撮れるはず…!
うん、なかなかいい構図じゃないですかね…!

そうと決まればさっそく準備!
星を撮るには、三脚にリモートレリーズ!夜中に歩き回れるように着替えと折りたたみシューズ…。
これを全部入れられるように、大きめのサドルバッグを新調しなくっちゃ…。
サドルバッグはリベレイトデザインならすぐに手にはいるかな~と思ったのだけれど、お店の人によると最近大きいサドルバッグが大人気で売り切れ入荷未定。這々の体を尽くして、ネット通販でなんとかそろえることができました。
いやしかし、この数日間でよく全部そろったものです。

宿は頂上、渋峠ホテル!天気を見極めるため、ギリギリまで待ってからの予約。
さあ、あとは行くだけ!

ナイトラン開始

今回の作戦は猛暑のさなかの200km自走。そこで8月2日(土)深夜に東京を発ち、夜間に群馬県渋川まで平地を北上、明けて8月3日(日)、日が昇って気温が上がらないうちに標高を上げ、日が暮れないうちに渋峠頂上に到着する、というもの。

忘れ物などあって、本格的にスタートする時間がかなりずれ込み、かなり遅めの出発になってしまいました。
まずは荒川サイクリングロードを目指します。
が、なにやら膝が痛い。うーん…ちょっと不安だなあ。無理のないペダリングでゆっくりペースを上げるようにして走っているうちに、だんだん痛みが取れてきました。よかった。

都市部は信号が多くて巡航速度が上がらないので、荒川サイクリングロードを遡上…と思ったのですが、暗い!虫が多い!
それらはまだ何とでもなるのですが、致命的だったのが、まず補給地点が少ないこと。この日は想像以上に暑く、深夜にもかかわらず30℃以上。みるみるうちに水がなくなってゆきます。いちいちコンビニを探して一般道に出るとなれば、あまり意味がない。
加えて道の分岐が複雑。サイクリングロードって、河川敷に降りる場所や、様々な施設に向かう道に細かく分岐があり、しかも地図上に表示がない。深夜なので肉眼でも道の先が確認できない。しばらく走ったら行き止まり、ということも一度や二度ならず。
おまけに草を噛んだのか、ブレーキがすさまじい音鳴りをし始め…これでは、これ以上サイクリングロードは走れないと判断。
プランBに変更です!
実は、こんなこともあろうかと、一般道ルートも考えてあったのでした。そうと決まればさっそく離脱!

しかし、慣れない内はちょっと夜のサイクリングロードは走りたくないなあ…と思わせる散々ぶりでした。

夜間行軍とおとも

サイクリングロードに別れを告げ、川越市を経由して、熊谷へ。3時30分…さすがに黙々と走るのも飽きてきます。
景色もそんなに代わり映えしないし…。
つまらないなあ…。と思っていると、後ろにルイガノのロードバイクが1台くっついてきます。おや…?バックパックスタイルでかなりの荷物をしょっているらしく、スピードこそ出ませんがぴったりくっついて離れません。気がついたらトレインになっています。
ちょっと気になってきました。
「こんにちは!どちらまで?」
「あ、こんにちは!長野に行ってみようと思ってて。」
どうやらこのルイガノさん、越谷を出発し、これから碓氷峠を越えて軽井沢を経由、松本まで行くつもりらしい。
信号で止まるたびに軽く話をしながら、20kmほど一緒に走りました。やっぱり、誰かと走るって楽しいなあ…。

でも、彼の行き先は榛名山の南側、碓氷峠。自分の行き先は北側、渋峠
途中でお別れです。
「今日は午後から雨の予報だから気をつけて!」
互いの無事を祈りつつ、引き続き朝日の中山道をゆくルイガノさんに手を振り、関越自動車道に沿って一路北へ。渋川を目指します。

▲北へ、まっすぐ北へ。

スピードが、出ない?

ここから渋川までは、ほんのわずかながらの微登り。でも、それにしても何だかスピードが出ない…。あれ…?
なんだろうこの感じ…ハンガーノックにも近いけど、お腹がすいたでもなし、そもそもさっき補給したばかり。
脚が…売り切れちゃった…のかな…?

太陽が昇り、だんだんと気温が上がって、おまけに向かい風も吹いてきました。
もうこれは意地を張っても仕方がない。ギアを思い切って落として、ゆっくりペースで進みます。
右手に見える見事な山…赤城山…!左手にはちょっと特徴的な山…あれは榛名山!いよいよ関東平野の北端です。

赤城山。山麓の雄大さにほれぼれします。

7時、渋川に到着。うーん、予定通りと言えば予定通りのペース…。脚が辛いのでちょっとゆっくり休みます。なにせここからはひたすら登り。正直もう脚が辛いのですが…登りは使う筋肉が別だから…何とかなる!たぶん!

▲こちらが榛名山渋峠はあの北側(右手)を行ったさらにその先。見た目にこの先の登りの高さと長さが思いやられる…。

標高を上げろ!

さあ、平坦はおしまい、登りです!渋川市は標高180m、まず目指すは標高600mの長野原草津口。とにかく早く標高を上げないと、暑さでまいってしまうのは目に見えています。さすがにスピードは出せませんが、川にそって崖沿いの道を走ります。
サイクリングロードを途中で抜けたことでコースが変更になったため、走行距離は次の地点までの目安として当てになりません。標高だけが頼りです。谷に沿って登っては降るを繰り返し、じわりじわりと標高を上げていきます。気温30℃…暑い…。


▲やっと着いた!長野原草津口!この駅、綺麗だけど、周囲は想像以上に何にもない!補給もままならない!

長野原草津口では、もうちょっとゆっくりする予定だったのですが、本当に何にもないので、先を急ぐことに…。まだ10時…もう少し標高を上げないと、気温はまだまだ上がりそう。

ここからは日本ロマンチック街道と名付けられた国道292号線。道の様子が少し変わります。斜度こそきつくありませんが、これまで登っては下ってを繰り返していた道が登り一本調子に。

…雨だ!しかも大粒!そんな!午後まで降らないんじゃなかったの!?

▲奇しくもここは六合の「小雨」という名前の地区。昔からよく降る土地なんでしょうか。
気温が下がるのはありがたいのですが、ちょっとこのタイミングで降られるのは想定外。どうしようもないので、急いで次の休憩場所「道の駅 六合(くに)」を目指します。



▲道の駅六合。どっと疲れた…。


ひ、酷い目に遭った…。Twitterを通じて教えてもらった情報では、なにやら雨雲がちょうどこの近辺だけ発達しているらしい。
この辺りはXRAINのXバンドMPレーダー圏外なので詳しいデータを見ることはできないし…。晴れていたと思ったら急変するこの天候…。

甘かった。認識が甘かった。
箱根峠の延長みたいに考えていたけど、違った。全然違った。

正直、認識を変えなくては、と思いました。
これは「渋峠に行く」んじゃないんだ。「白根山に登る」んだ。「峠」ではなく中央分水嶺*2のある内陸の「山岳」なんだ。観天望気を行い、風を見て、雨を読まなきゃいけないんだ。今は気温25℃だから良かったけど、頂上付近の気温で本格的に降られて濡れたまま風に吹かれたら…。

雲が切れ、日が出始めました。でもここは山、いつまた降り出すかもしれません。
十分に休んで、気持ちを引き締めて、再び登りはじめます。

国道の頂へ

標高800mの六合を越えると、坂は急激にその傾斜を増します。ダンシングしないと登れない箇所が増え、まさにヒルクライムという様相を呈してきます。一度雨が降ったせいか、気温は大きくは上がらず、20℃程度で走りやすいのが幸いです。
パラパラと雨が断続的に降り続きますが、これはもう仕方がないとあきらめて、ただ黙々と谷間を登り続けます。区間距離はわずか8kmですが、草津は標高1200m…六合との差は400m。そりゃあ斜度もきつくなるわけです。
まばらに人家のような物が見えだし、観光地らしくなってきました。草津についた!

草津


▲山麓の温泉街という感じ。こういう所は箱根と似ています。

すでにいっぱいいっぱいですが、ここから頂上まで行かなくては。体力的にはペースを落としていれば大丈夫。だけど…山頂に真っ黒な雲が見えるのですが…。
とにかく、ここで悩んでいても仕方ない。進めるだけ進んで、上手く雨をやり過ごそう。

早々に草津を後にして、いよいよ白根山へ。標高が1500mを越えると、急激に気温が下がりはじめました。周りの木々がだんだんとまばらになり始め、空が開けてゆき…同時に見えてくる山頂の闇、明らかな雷雲…。これ…逃げ場がない位置で降られたら、マズい…。そして軽く降り始めた雨を避け、飛び出すタイミングを狙うため、白根山ロープウェー山麓駅に。
どうやら森林限界が近づいている模様。景色に現実味がなくなってきました。そして、山頂の雲!

▲ロープウェー山麓駅。山頂は右手。なんなの、この白根山山頂付近の「ラスボスの城」感!!!


▲殺生河原は駅の脇にあるこの岩場の裏手らしく、ここまで硫黄の匂いが漂ってきます。


▲不穏な看板。「この先500メートル区間、硫化水素ガス発生地区につき道路上に立ち止まらないで通過してください。」


あんまり長居するわけにも行きません。あまり遅くなれば天気がさらに崩れる可能性は大なのです。雨の様子と、風向き、レーダーの情報…今なら行けるかな…?ウィンドブレーカーを着込み、意を決して再スタート。目指すは白根山頂上、その先にある日本国道最高地点。


▲所々にある天望台に止まりつつ、上へ上へ…。


▲道ばたには高山植物が咲き乱れ、眼下には草津温泉街…晴れていればさらに良い景色なんだろうなあ…。


▲そして…あの頂の向こう側が目的地なのか…。


▲この辺りは、5月に山が開かれた直後は雪壁が見られるらしいのですが、今はその面影はありません。


▲疲れでシャッタースピードがおかしくなっていることに気がついていないという。うぎぎ。

あと少し…もう少しで白根山の頂上だ…と休憩していると、ふわっと硫黄の香りが…。あれ?風向き的に山頂じゃなくて下界の方からなんだけど…こんな所で硫黄の香りなんてする…?ふと谷をのぞき込むと、ものすごい勢いで雲が上がってきます。雄大な景色…だなんて見とれている場合じゃない。もう下界が真っ白になっています。あの雲に巻き込まれたら視界が消える…!!!山頂へ!山頂のレストハウスへ!!

しかし…様子がおかしい…レストハウスの周りに鎖が…レストハウス、営業していない…?

白根山山頂付近は火山活動の活発化により駐停車禁止となっています」

な、なんだってー!
そう、この時、草津白根山は火山活動が活発化に伴い、噴火警戒レベルが2に引き上げられており、数日前から通行は可能になっていたものの、頂上付近は駐停車禁止になっていたのです。
でも…駐停車禁止って、つまり自転車の場合「足つき禁止」ってことじゃないですかー!!!!
もう、ここからは休憩ポイントは存在しません。走りきる以外の選択肢がない!

幸い、山頂を回り込むと雲はもう追ってきません。とにかく、一歩一歩進むだけです。なあに、途中山田峠で一度降ろうと、しょせんはあと200m登るだけ…その程度、もはや何ともないわ!…あー…なんか標高に対する感覚が麻痺してきたわー…。

ついた!!!!
ここが日本国道最高地点、標高2172m!
もう…もう…言葉が出ない…!


▲ガスで何も見えなかったら残念だなあ…と思っていたのですが、奇跡的に雲が切れました。何よりのご褒美でした。感無量ってこういう時に言うんでしょうね。


人が少なく、家族連れの車が1台。東京から来ました~というと、ずいぶんと驚いておられました。ええ、今さらながらに私も驚いています。お父さんがロード乗りのようでした。

ガスがまた出てきました。残りの力を振り絞って渋峠ホテルへ…。

▲展望台から近いうえ下りのため、あっけなく到着。なのに、わずか数分でこのガス。山怖い。


ここがちょうど群馬と長野の県境。そして今日の宿です。
チェックインを済ませて、お風呂につかって、夕食を戴いて、まだ夕方ですが、早々にふとんに倒れ込みました。

*1:白根山という名前の山は日光にもあるため、山関連の本だとそれぞれ草津白根山日光白根山と呼び慣わされるようです。今回の目的地は「草津白根山」です。

*2:中央分水嶺とは太平洋側と日本海側を分けるライン。白根山は山頂付近の山田峠に中央分水嶺が通っている。このライン上に位置する山岳は太平洋・日本海両岸の影響を受けるため、天候が急変しやすい。

ちょっと木崎湖行ってくる!(後編)

木崎湖…青木湖…

そうだ…ずっと昔…来たことがある…。



ああ…うつらうつらしてる場合じゃない…。
走らなくちゃ…何か眠気が覚めるような…覚めるような…


覚めるような激坂!
いやいやいや!そういう目覚ましはいらない!

第4関門【塩尻峠】

木崎湖へ向けたルートの最終関門。それが塩尻峠。
200m程度を登るだけ、斜度も5%程度の小さな峠なのですが…。今回、国道20号で登らず、県道254号から登って国道20号に戻る…というルートになっていたから、さあ大変!
なんと入り口の斜度が平均7.5%ですよ!
な、なんでこんなルートに…!


朝霧の立ちこめる中、何とか登り切りました。
い、いや…これは効く…。


あとは塩尻市まで下るだけ!

残すところは全て微登り程度の平坦区間。雨もすっかり上がって、雲を頂く北アルプスが遠くに映えます。

夢見心地な風景…

……。
…だめだ!眠眠打破のんできます!
う~ん、不味い!眠気を吹き飛ばして無事に木崎湖まで到着しました。
そのまま温泉「ゆ~ぷる木崎湖」へ。生き返るー!

Yショップ・ニシ…いわゆる縁川商店へ!

とろろそばが美味しい!

この後、本来の予定では小熊山に登ることになっているのですが…。

山の頂上近く、木が無くなっている場所が小熊山パラグライダー場。あそこまで登るのか…。
うーん…脚も腰も辛いし、どうしようかなあ。

feijao「今日は登ったら絶対景色良いよね~」
う…うぐ…

feijao「ここまで来て登らないのはもったいないよね~」
うぐぐぐぐ…

あー!もう!登りますよ!登りますっ!
まあ、平坦で使う筋肉と激坂で使う筋肉は別物ですし、脚が売り切れたって長野まで帰れることは、去年やって証明済みですしね。やってやろうじゃないですか!

小熊山

今回も1年前と同じく、まずは青木湖の方に北上し、簗場駅側から小熊山に登ります。
前半は鹿島槍スポーツヴィレッジ(冬期は「鹿島槍スキー場」の名で運営するスキー場。2010年に「サンアルピナ鹿島槍」から改名した。)を登り、後半は小熊山トレッキングコースを登っていきます。
懐かしいなあ…このスキー場。懐かしいけど…斜度が…斜度…が…。



ああああ!もう!何なのこの斜度!
いや、分かってたけど!滑ったことあるから分かってたけど!!こんな所足つき無しで登れる人は一体どんな脚力してるんだか…。


つ、着いたー!

景色は最高!

パラグライダーのおじさんに写真を撮ってもらったり、話しをしたりして過ごしました。
何でもパラグライダー的には今日はいまいちらしく、おじさん曰く「今日みたいに湿気があると、上まで飛べないんだよ。」とのこと。とは言え、おじさんは颯爽と飛び立つと、みるみる上空へと舞い上がっていったのでした。ベテランなんだろうなあ…。


長野へ

小熊山を下り、木崎湖に飛び込み、あとは長野まで帰るだけ。
今回は県道を通って帰ります。いや~、やっぱり坂道の斜度ってこれぐらい緩いのがちょうど良いよ。スキー場の斜度はちょっとおかしいよ。

!?

ま、まさかここは…ヤナバスキー場かーーー!!!
い、いやでも、すぐ下りになるはず…!

下り怖い!道狭い!カーブキツい!ガードレールない!
まごうことなき「険道」でした…。魂抜けました。


残りは長野市まで概ねなだらかに下り坂。
もう漕ぐ気力は残ってないので、下りに任せて走って長野に着くことができました。


満身創痍ながらも、何とか無事に行ってこられた木崎湖
累計高度上昇量3567mでした。今度はもっと楽に走れるようになりたい物です…。
でも、一応、リベンジ成功だー!

ちょっと木崎湖行ってくる!(前編)

木崎湖リベンジ

feijaoから「1年ぶりに木崎湖行かない?」という話があったので、ちょっと長野県は木崎湖まで自転車で行くことになりました!
…ただ、このコース、takhinoはまだ未踏の350kmという距離。去年は大月の辺りで力尽きているので、ちょっと対策を練らねば…。

▲東京~木崎湖~長野を結ぶ、全行程350km。
 去年は笹子トンネルの手前で足を攣ってしまい、甲府~松本間は電車で移動しました。

今年の目標は
(1)ゴールまで走りきること
(2)がんばらないこと
(3)常に余裕を残すこと
この3つ!要するに「倒れず帰ってくる」これです!

ハンドルの位置を上げて…
そんでもってギアを軽いのに変えて…
サイクルコンピューターには心拍数が出るようにして…
ちょっと厚めのウィンドブレーカーを雨具代わりにして…
ホイールは雨の時の制動最重視でDura-Aceにして…
タイヤは太めの25mmに換装して…

うん、これなら…!

よし!ちょっと木崎湖行ってくる!

って、なんでいきなりパンクしてるのー!

第一関門【大垂水峠

さて、パンクを直して近場のショップで換えのチューブを調達し、気を取り直して…。

府中でfeijaoとマルコメさんに合流して、一路目指すは長野県の木崎湖
今回のルートは一言でいうなら国道20号線をひた走るコース。このルートは大きく分けて4つの登り区間があるのですが、その最初に待ち受けるが大垂水峠

普段ならバーッと登っちゃいたいところだけど…今回は抑えて抑えて…。
できるだけ心拍数を上げないように…!

第一関門クリア!
相模湖のコンビニで一息つきます。ん~補給がおいしい!

第二関門【笹子トンネル】

ぽつぽつと雨が降り出しました。雨具を着込むほどではないけれど、ダウンヒルの最中に大粒なのがバシバシ当たるので痛い…。
第二関門は相模湖から笹子トンネルまでのダラダラとした登り区間。上り下りを繰り返すため、斜度自体は(笹子トンネル手前以外)そう大したことはないのですが、いかんせん40kmもあり長い間こぎ続けないといけません。そして標高700mと、大垂水峠の2倍の高さまで駆け登ることになります。さらに今回は、この区間から夜になります。おまけに降り続く雨がじわじわ体力を奪ってゆく…。

できるだけ、ゆっくりゆっくり…。

セブンイレブン大月インター店。
 とりあえず、前回足を攣った地点は無事にクリア。

そして笹子トンネル手前の最後の坂へ。ここはもう笹子峠の入口。そのため、ここだけ斜度が5%前後ときつい…!
マルコメさんの後ろについてジワジワ登っていたのですが、最後はペースを合わせられなくなるぐらい、きつい!

それでも何とか登り切り…第二関門クリア…!

笹子トンネルの中は下りだし雨も気にしなくて良いし、ちょっと楽できる…。と、トレインのスピードが上がった所で、マルコメさんが失速。…あ…もしかして…どこか、やられた…?

ジョナサン石和店

笹子トンネルを抜けると、あとは甲府盆地の底までひたすら下り。ちょっと路面が濡れているのが怖いけれど、幸い雨は止んでいます。念のため車間距離を開けて、20km近く下ります。
そして去年も休んだジョナサン石和店へ。時間は21時30分。

▲夜間でも視認性抜群のハイクジャージ。gedanさんのイラストが映えます。

マルコメさんはやっぱり膝がやられたようで、ここで離脱することに。ああ、ちょうど去年の自分と同じ場所でリタイヤ(DNF)…。
でも、ここで無理をして完全に痛めてしまうより、大事を取って早めに判断する方が得策。夏は長いのです。今回DNFでも、またこれば良いのです。

なんて、人の心配をしている場合ではありません。何を隠そう、takhinoもやっぱり脚にダメージが来てます。いや、休めば回復するレベルだけど、着実に蓄積している…!膝の違和感の方は…内転筋*1…。腰は…腸腰筋*2か…。


第三関門【富士見峠】

さて、ここからはfeijaoとtakhinoの2人で甲府盆地を脱出します。
甲府盆地の底は標高260m。ここから登り続けて最高地点が長野県富士見市の953m。この全長45km・標高差700mに渡って延々と続く登り区間が富士見峠です。

再び降りだした雨に、ここまでこぎ続けて積もり積もった疲労で、韮崎市に入った辺りから、ついに腸腰筋が悲鳴を上げはじめ、速度が上がらなくなってしまいました。
予定していた場所より早いけれど、コンビニに入ってもらって脚を休めることに。損傷ではなく疲労の段階なので、ストレッチすれば…うん、大丈夫かな…。

とりあえず何も考えずに丁寧にペダルを踏むことだけを考えて、進みます。

▲深夜1時50分。場所によっては街灯が少なく、自転車に装備した強力ライトが頼りです。

富士見市…長野県だー!
相変わらずペースはゆっくりだけど、今回は「がんばらない」。とにかくゆっくり。着実に、ゆっくり。

登り切ったら、諏訪湖まで5kmの下り。登った量に比べたら、ほんのちょっぴりだけど、でもここで脚が休められるのはありがたい!
でも…雨で体が冷えている上に、標高が高いから気温も下がって、ちょっと寒い…。

いや、これ、ウィンドブレーカー着込んでいても寒いんですけどー……!!!

諏訪湖だ…!

茅野市だ…!
ちのし…


ちの…

心がぴょんぴょんする…



あ…

ねむ…い…


後編へ続く!

*1:内転筋は、脚を引き上げる時に補助的に使われる筋肉。takhinoは左脚の内転筋がちょっと弱い。

*2:腸腰筋は、脚を引き上げる時にメインで使われる筋肉。takhinoのは、あんまり鍛えられてない。

ちょっとしまなみ海道行ってくる!(後編)

前編/中編/後編

2人で走ると雨が降る

一夜明けた5月5日の今治市
昨日の時点では雨予報でしたが、窓を開けるとそこは…!
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…やっぱり雨ですよねー。
昨日のうちに思う存分走っておいて正解でした。でもこの雨では、今日帰るのが大変…。しばらく待ったら雨が上がったりしてくれたりしないかなあ…。
とりあえずテレビの天気予報で情報収集します。

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うわあああああああああ!!!!
とうきょうがじしんでたいへんだー!

今治→因島尾道

雨は全く止みそうにありません。
かくして、帰りは快速線で戻ることに決めたのでした。

快速線は今治と因島の土生(はぶ)港を結んでいます。

自転車は貨物として甲板に載せられます。周りの荷物はパンや生活物資。
芸予諸島にはしまなみ海道が通っていない離島がまだいくつかあるため、快速船は生活の足であり、物資運搬を担うライフラインでもあります。


さらば今治港



昨日自転車で走った島々がどんどん過ぎ去っていきます。


土生港に到着。ただいま因島
実はこの快速船、尾道までは行きません。2つ手前の因島が終点なのです。つまり後30kmほどは雨の中を自走するしかない!

今回はホイールがカーボンチューブラーだったのですが、やっぱり雨だとブレーキが少々効きづらい…。おまけに昨日の亀老山ヒルクライムのダメージが確実に体を蝕んでいる…。

とにかく進むしかないので、ゆるゆると走り抜けました。これまた因島ってそこそこアップダウンのある島なのがやっかいな所。
それにしてもこんな雨の中、自転車ですれ違う人がそこそこいる辺りが、さすがしまなみ海道
いや、きっと今治辺りに宿を取ったせいで、「走らざるを得ない人達」なのかなという気はしますが、やっぱりきちんとした装備がないと雨のしまなみは辛そうです。いや、きちんとした装備があっても雨はご勘弁願いたいところですが。



なんとか尾道までの30kmを事故なく走りきり、

駅前で尾道ラーメン食べて撤退することにしました。


またね尾道

1年ぶりにリベンジを果たしたしまなみ海道、まだまだこの界隈は魅力に満ちあふれているので、また来たいところです。
松山の道後温泉まで走っても楽しそうだし、しまなみ海道からとびしま海道へ渡っても楽しそう。さざなみ海道沿いにはウサギ島で名高い大久野島や、最近アニメの聖地として話題になった竹原がありますし、新しく完成したかきしま海道を行けば広島市にも行けます。


次に来た時は周辺にも足を伸ばしたいな…そんなことを考えながら東京まで新幹線にゆられるのでした。

数時間後…

新幹線に乗り、無事に東京に…

ぎゃー!!!!!
錆が!!!錆が!!!!!!!
このわずか数時間で錆が!!!!!

ちょっとオイル切れ気味なのもありましたが、それ以上にかなり摩耗してたりという所もあってか錆が出てしまいました。
拭いたらすぐに落ちるレベルではあったのですが、これをきっかけに後日DURA-ACEチェーンに交換しました。

ちょっとしまなみ海道行ってくる!(中編)

前編/中編/後編

ハロー四国!

そこそこファミリーも多い多々羅大橋…。ここが、しまなみ海道のちょうど中間地点。家族連れの人はここら辺に宿を取ることもしばしば。でも我々は今治まで一気に走ります。
さて、ここは「しまなみ海道」全長から見た距離的にも中間地点なのですが、地理的にもちょうど中間地点。

つまり、多々羅大橋を渡って、その先は…四国!
そう、この橋までは本州の広島県尾道市…ここからは愛媛県今治市、四国なのです!


いや~…海が綺麗です…。


多々羅大橋を渡った先は大三島(おおみしま)。実はしまなみ海道の中でも屈指の大きさを誇る島なのですが、今回のルートでは島の東岸をかすめるだけなので滞在時間は短めです。

大三島→【大三島橋】→伯方島

さくっと大三島を走り抜け、大三島橋へ。橋へのアプローチ坂もちょっと飽きてくる頃です。
大三島橋はこれまでと比べるとかなり小さめの橋。

木々の合間から見える橋の姿はまるで渓谷にかかる吊り橋のようです。
が、これもれっきとした海の上を渡る橋。サイクリストが行き交います。

見た目の通り、しまなみ海道の中では一番古い橋です。



こうして見るとなかなか立派なたたずまい。


さて、伯方島もしまなみのルート自体は短いのですが、ここではちょっと立ち寄る所があります。

は・か・た・の・しお!


そう、ここ「伯方S・Cパーク マリンオアシスはかた」には伯方の塩アイスがあるのです!
…うむ…これは…絶妙な塩味が甘みを引き立てる…。
絶品…!!!!



伊予柑ゼリーも売ってました。これもなかなか食べ応えがあって美味しい。


次の橋が見えてますが、ちょっと一休みです。

「また休むの~?」となにやら走り足りないfeijaoが不満そうな顔ですが…。この「しまなみ海道・基本コース」、このコース実は比較的「緩い」のです。
もっとも、コース全体の累計獲得標高は700m、坂の斜度はほぼ3%…要は、ちょうどヤビツ峠を切り売りしたのと同じ程度なので、全く自転車に乗らない人が観光気分で行くと大変な思いをします。が、ロードバイクにそこそこ乗っているなら、休み休みゆっくり走ることを心がけさえすれば、初心者でもちょっと頑張れば走破できるレベルです。
つまりこのコース、ただ走ってもつまらんのです。景色を楽しんだり、食べ物を満喫したり、そういう部分こそ重要なんだよ!(力説)


まあ、でもイージーモードだけではやっぱり歯ごたえがないですよね。
うん…ここでtakhinoがしっかり休むのにはもう一つ理由があるのですよ…。
次の島は「大島」。しまなみ海道最後の島…最後と言うからには…ラスボスがね…いた方が良いよね…。
レッツ、ハードモード!


「亀老山って言うんだけどさ~、ちょ~っと坂はきついらしいけど、頂上には展望台があって、しまなみ海道が一望できる絶景が見られるらしいよ~!」
うん、嘘は言ってない。うん、takhino、嘘は言ってない。


本来なら明日の朝登る予定だったけど、明日は雨の予報だし、これは今日行っておくべき。

伯方島→【伯方・大島大橋】→大島→【亀老山】


さっきのビーチから既に見えていた伯方・大島大橋を渡り、いよいよ最後の島、大島へ。
この大島、因島と同様に島の中央をルートが通っているので、海風は弱い分、そこそこのアップダウンがあります。島は基本的に、山が海に沈んだような地形なので、ひとたび海岸を外れるとすぐに山が待ち受けているという罠があります。しまなみ海道は基本ルートを走ってさえいればイージーモードなのですが、ルートを外れるとあっという間にハードモードに早変わりします。


そして我々がこれから向かうのは「亀老山」。まさにしまなみ海道の基本ルートから外れた場所。つまり、山。
takhino「あれかなあ~…う~ん、違うなあ…。」
feijao「え…なんか、周りに見えてるの、ガチ山なんですけど…。」
takhino「やだな~、亀老『山』って言ってるじゃん~。」
takhino、嘘は言ってない。今ちょっと自分でハードモード設定したの後悔してるけど、takhino、嘘は言ってない。


いよいよ見つかった「亀老山展望公園」の看板。なんか3.7kmって書いてあった気がしたけど気のせいだと思います。地図で見たら1kmぐらいだった気がしたし。
いざ登りはじめると、聞きしに勝る激坂…。さすがの平均斜度9%オーバー…。
いや、坂がきついのは言ってあったし。
takhino、嘘は言ってない。
「大丈夫、もう1/3ぐらいまで来たと思うよ!あと600mぐらいじゃないかな!」


と、励まし先に再スタート…。

▲「展望台頂上まであと2.0km!日本No.1の藻塩アイスが待ってるよ!」


は?



はああああああ??????


takhino、嘘言った。ごめん、takhino、めっちゃ嘘言った。
つづら折りのこと考えていませんでした。直線距離で1kmでも、道が曲がりくねっていれば道のり2~3倍は当然のこと。


心が折れた音が、聞こえました。自分の。

あっはっはっは…
なんかもう、ほんとすみませんでした…。

いや~…海が綺麗だな~…。
自分…何でこんな所登ってるんだろ…。


現実逃避してても始まらないので、藻塩アイスだけを心の支えに、残りを登ります…。

……
………



と、取ったどー!!!


もはや「藻塩アイスください…」を言う元気もなく「塩ください…」とだけ…。
バニラアイスに粗塩を振りかけただけという、何とも豪快なアイス。伯方の塩アイスの塩加減の絶妙さなど、どこ吹く風。
でも今は、ただただ塩が美味しいよ…。



300m登っただけに、景色は最高…。




この亀老山展望台は島の景観を損ねないように、地中に埋没する形で作られており、下界からは見えません。素敵な気配りですよね。


【亀老山】→来島海峡大橋→【今治】

ずっとこの景色を見ていたいのですが、そろそろ宿に向かわなくては…。
亀老山を下って最後の橋に向かいます。



夕日にそびえる巨大構造物。しまなみ海道最後の橋。



来島海峡大橋です。
ここはこれまでで最大の高さと長さを誇る巨大な三連橋。アプローチの長さも破格で、ループ橋になっています。



次々と渡ってゆく自転車。みんな今治へ向かう人達。
ここは海の潮流がものすごく速いらしく、眼下の瀬戸内海が大河のように渦巻き逆巻いていました。


3つの橋を渡ると、後は街までブルーラインをたどるのみ。

夕日が落ちる少し前に今治駅に到着しました。

後は宿で倒れるのみ…!
チェックインを済ませて、自転車もホテルの中へ。さすがはしまなみ海道のお膝元、今回も自転車をロビー内に停めさせてくれました。宿泊客の自転車が多すぎて、ホテルなのか自転車屋なのかという状況でしたが。


夜は近くの店で海鮮をしこたま堪能しました。

後編に続く!

ちょっとしまなみ海道行ってくる!(前編)

前編/中編/後編

しまなみ海道へ!(1年ぶり2回目)

去年、尾道に行った時に一度チャレンジしたものの途中で完走を断念したしまなみ海道
どうしようかな~…と思っていた所、feijaoに半ば炊き付けられ、リベンジに行くことになりました。


その前の週、箱根に行った時には平坦を走っただけで極端に疲労してしまっていたので、ちょっと不安でもあるのですが、再度ポジションを設定し直して臨むことに。
去年のしまなみ海道で膝を痛めて以来、ポジション沼にはまり込んでしまったので、ここで決着を付けたい…という所でもあります。



いざ、しまなみ海道の玄関、尾道まで…始発の新幹線で出発~!

…ただ、問題は…

この2人が揃うと、高確率で天候不順に泣かされるのです…。今回も天気予報では2日目の天候が怪しいのですが…。うむむ…。
そんなことを考えながら電車にゆられること約4時間…懐かしい風景が見えてきました。



ただいま尾道!!

しかし、東京から4時間で来られるんだから、近い物です。まだ10時ですよ。
1年で尾道も少し変わって、ジャイアントストアが出来たりしています。なかなかおしゃれなスポットです。



そして、そんな我々をさっそく襲う天変地異。…「環水平アーク」という水平の虹です。これはまた珍しい…。
しかし、ここで二人とも大変な事実に気がつきます。


「あれ…GARMINにコースデータが…入ってない…」


なんとコースデータファイルの名前の付け方が悪く、2日目(復路)のデータで1日目(往路)のデータが上書きされてしまっていたのです。
そんな…まさか、画面に表示される文字列が同じだと同じファイルとして扱われる仕様だったなんて…!!!!
これではナビ無しで走るしかない…!


初っ端から立ちこめる暗雲…。でも大丈夫、何とかなります。…なぜならここはしまなみ海道…今治まで、ブルーラインが引かれているのだ!ついでに残りの道のりまで表示されている至れり尽くせりっぷり!さすがは自転車の聖地です。

尾道→【駅前渡船】→向島→【因島大橋】→因島

さて、サクッと補給を済ませたら、さっそく渡し船で向島へ。今回は駅前の一番近い渡し船「駅前渡船」こと向島運航です。


向島は街中を走るので、あまりスピードは出せませんが、後半はさっそく海岸沿いを走るので気持ちよく走れます。



最初の橋、因島大橋。この橋は橋の内部を通るので、残念ながら見晴らしは今ひとつ…。

高さ自体は結構あるんですけどね。

因島→【生口橋】→生口島

因島は結構広いのですが、島の中央を走るので少しアップダウンがあります。家族連れやカップルが結構苦しそうに走ってます。

2番目の橋、生口橋!この橋、好きなんです。

イラストはこの構図がモデルです。

この構図!この構図が撮りたいがために、去年しまなみから帰ってきてすぐに超広角レンズを買ったのだよ!満足じゃ~!


生口島は去年はツツジが咲き乱れてとても綺麗だったのですが、今年は気温が高かったからかツツジの花は終わりかけで、ちょっと残念な感じでした。


生口島には島の中程に「ドルチェ」というジェラート屋さんがあります。去年に引き続き今年もここでアイスを食べました。

デコポンアイス、いただきます!!!…去年はここで同じ写真を撮った時、もう日が傾いていたのになあ…。今日はまだまだ余裕の午前中。


今回は調査が足りず、ここで伯方の塩アイスを食べそこねてしまったのが心残り。この先にも伯方の塩アイスがあるのですが、それとここは別のアイスだったのです…。両方食べたかった…!

生口島→【多々羅大橋】→大三島

しまなみ海道は橋の上り下りでそこそこのアップダウンがあるのですが、どちらかというとそれ以上に海風が大変だったりします。海岸を走るのはとても楽しいんですけど、風はちょっと閉口物。流石に少し体に疲れが出てきます。中間地点の多々羅大橋を登る前に体を休めていたところ…



「おばちゃんのおもてなしやよ~!」

なんと地元のおばちゃん達が振る舞ってくれたのは、レモン、はっさく、オレンジに金柑…!そう、実はここ生口島は柑橘類が特産品。どれもこれもすごく美味しいのです。
疲れた体に染み渡る~!しまなみ海道って、こんな感じで地元の人が凄くウェルカムな雰囲気なのと、食べ物が美味しいので好きです。また来よう、って気になるんですよね。


さあ、体も気分も回復した所で、ちょうど中間の多々羅大橋。ここから先は四国になります。

ツツジの花がようやく綺麗に残っているようになりました。
ついでに、ここで初めてニコ生自転車部のジャージを目撃。向こうは向こうで「ろんぐらいだぁす!ジャージだ…!」って言ってましたが。は、はてなハイクジャージもあるんだからね!


中編へつづく!