投げっぱなし日記

イラストとか、自転車とか、まったりゆるゆる。

ちょっと谷川岳、行ってくる!(後編)

頂上へ


周りは一面、金色の草原。
谷川岳は森林限界を超えると、クマザサの藪と、草原が広がっているようです。
残念ながらここまで高い場所だと、紅葉は終わってしまっているみたい。


肩の小屋、ついた!
谷川岳の頂上にほど近い稜線にある山小屋。今回は寄っている時間は無いかな…。


クマザサの向こうに、ケルンを模した道標。


谷川の鐘。その向こうに見えるのは、俎嵒(マナイタグラ)と谷川連峰主脈の美しく切り立った山稜。

もうすぐ14時。トイレが満員だったので、先に山頂を目指します。最初の山頂「トマの耳」はもう目と鼻の先。
稜線上はさすがに風が冷たいのでレインジャケットを着込んで移動。さすがゴアテックス、蒸れない。


ものの10分ほど歩くと…着いた!ここが手前の山頂「トマの耳」。実は今年の夏に落ちた雷で標柱が破損してしまったらしく、真新しい物になっています。
飯能でヤマノススメのミニパネルを買い込んできたので、写してみようとしたのですが、いかんせん風が強すぎて吹き飛ばされそう。ザックと岩の影に設置するのが限界でした。次々と登山客が途切れないので、邪魔になってもいけないですし。

そして、もう一踏ん張りして隣の頂上「オキの耳」へ。

14時30分と、時間が時間ということもあってか、こちらにはあまり人がいません。
ちょっと崖の方によってみます。

うわ…

噂に高い「一ノ倉沢」方向。
なるほど、この正真正銘の断崖絶壁を登ろうとするんだから、そりゃ人がわんさと死ぬわけだ…。


おお、トマの耳が見える…。
さて、おにぎりを一つほおばって、ここから帰ります。


片側だけが切り立っているトマの耳。谷川連峰は他もだいたいこんな感じみたいです。

蛇紋岩で滑らないように慎重に…。


トマの耳から、さっきまでいたオキの耳を。いつかさらに向こうまで行ってみたいな…。


肩の小屋が見えてきました。それにしてもこの絶景…!この優美な稜線…!このまま稜線を、向こうの山まで歩いて行きたいけれど、まだその実力は無い…。肩の小屋にも泊まってみたい…。

下山


15時…さあ、稜線に別れを告げ、下山です。あれだけ大勢いた人が、もうほとんど残っていません。少し急がないと…ただし慎重に。

たぶんあそこが天神平。


16時。熊穴沢避難小屋の辺りまで帰ってきました。

さっきまでいた山頂が雲の中。やはり午後は崩れやすいようです。

ここまでかなり急ぎ足で下ってきたのですが、ここで渋滞発生。
まあ、あんまり急いでも仕方がないですし、ここまで来れば時間的には問題ないので、写真を撮りつつゆっくり行くことにしました。

夕日に輝いて色づいた木々が綺麗。


天神平のロープウェー乗り場が見えてきました…ってなんだあの行列…。

ロープウェー待ちの人達が大渋滞。とはいえ、逆に言うと自分の後ろはもうこれだけしか人がいなかったのか…。まあ、ロープウェーは17時でおしまいですし…。と言いつつ17時を過ぎてもまだ列は屋内に届かず。正直寒くなってきました。これ、万が一のために持ってきたダウンがまさかの登場…はさすがにないよね…

17時20分、ようやくリフトに乗ることができました。リフトの人も大変だなあ…。
土合駅に行こうとするとちょっと間に合わないので、バスで上毛高原駅まで行って、そこから帰ることにしました。

比較的楽に登れる(とは言え三ツ峠より大変)わりに、この絶景。やっぱり人気の山だけはあると思いました。反面、人の多さで思ったように進めないことが多々あるのが残念。
でも、また行ってみたいと思いました。やっぱりあの稜線は惹かれます。人が少ない時を見計らって山小屋泊とか、してみたいな…。そんな山でした。

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