ちょっと木崎湖行ってくる!(前編)
木崎湖リベンジ
feijaoから「1年ぶりに木崎湖行かない?」という話があったので、ちょっと長野県は木崎湖まで自転車で行くことになりました!
…ただ、このコース、takhinoはまだ未踏の350kmという距離。去年は大月の辺りで力尽きているので、ちょっと対策を練らねば…。
▲東京~木崎湖~長野を結ぶ、全行程350km。
去年は笹子トンネルの手前で足を攣ってしまい、甲府~松本間は電車で移動しました。
今年の目標は
(1)ゴールまで走りきること
(2)がんばらないこと
(3)常に余裕を残すこと
この3つ!要するに「倒れず帰ってくる」これです!
ハンドルの位置を上げて…
そんでもってギアを軽いのに変えて…
サイクルコンピューターには心拍数が出るようにして…
ちょっと厚めのウィンドブレーカーを雨具代わりにして…
ホイールは雨の時の制動最重視でDura-Aceにして…
タイヤは太めの25mmに換装して…
うん、これなら…!
よし!ちょっと木崎湖行ってくる!
第一関門【大垂水峠】
さて、パンクを直して近場のショップで換えのチューブを調達し、気を取り直して…。
府中でfeijaoとマルコメさんに合流して、一路目指すは長野県の木崎湖。
今回のルートは一言でいうなら国道20号線をひた走るコース。このルートは大きく分けて4つの登り区間があるのですが、その最初に待ち受けるが大垂水峠。
普段ならバーッと登っちゃいたいところだけど…今回は抑えて抑えて…。
できるだけ心拍数を上げないように…!
第一関門クリア!
相模湖のコンビニで一息つきます。ん~補給がおいしい!
第二関門【笹子トンネル】
ぽつぽつと雨が降り出しました。雨具を着込むほどではないけれど、ダウンヒルの最中に大粒なのがバシバシ当たるので痛い…。
第二関門は相模湖から笹子トンネルまでのダラダラとした登り区間。上り下りを繰り返すため、斜度自体は(笹子トンネル手前以外)そう大したことはないのですが、いかんせん40kmもあり長い間こぎ続けないといけません。そして標高700mと、大垂水峠の2倍の高さまで駆け登ることになります。さらに今回は、この区間から夜になります。おまけに降り続く雨がじわじわ体力を奪ってゆく…。
できるだけ、ゆっくりゆっくり…。
▲セブンイレブン大月インター店。
とりあえず、前回足を攣った地点は無事にクリア。
そして笹子トンネル手前の最後の坂へ。ここはもう笹子峠の入口。そのため、ここだけ斜度が5%前後ときつい…!
マルコメさんの後ろについてジワジワ登っていたのですが、最後はペースを合わせられなくなるぐらい、きつい!
それでも何とか登り切り…第二関門クリア…!
笹子トンネルの中は下りだし雨も気にしなくて良いし、ちょっと楽できる…。と、トレインのスピードが上がった所で、マルコメさんが失速。…あ…もしかして…どこか、やられた…?
ジョナサン石和店
笹子トンネルを抜けると、あとは甲府盆地の底までひたすら下り。ちょっと路面が濡れているのが怖いけれど、幸い雨は止んでいます。念のため車間距離を開けて、20km近く下ります。
そして去年も休んだジョナサン石和店へ。時間は21時30分。
▲夜間でも視認性抜群のハイクジャージ。gedanさんのイラストが映えます。
マルコメさんはやっぱり膝がやられたようで、ここで離脱することに。ああ、ちょうど去年の自分と同じ場所でリタイヤ(DNF)…。
でも、ここで無理をして完全に痛めてしまうより、大事を取って早めに判断する方が得策。夏は長いのです。今回DNFでも、またこれば良いのです。
なんて、人の心配をしている場合ではありません。何を隠そう、takhinoもやっぱり脚にダメージが来てます。いや、休めば回復するレベルだけど、着実に蓄積している…!膝の違和感の方は…内転筋*1…。腰は…腸腰筋*2か…。
第三関門【富士見峠】
さて、ここからはfeijaoとtakhinoの2人で甲府盆地を脱出します。
甲府盆地の底は標高260m。ここから登り続けて最高地点が長野県富士見市の953m。この全長45km・標高差700mに渡って延々と続く登り区間が富士見峠です。
再び降りだした雨に、ここまでこぎ続けて積もり積もった疲労で、韮崎市に入った辺りから、ついに腸腰筋が悲鳴を上げはじめ、速度が上がらなくなってしまいました。
予定していた場所より早いけれど、コンビニに入ってもらって脚を休めることに。損傷ではなく疲労の段階なので、ストレッチすれば…うん、大丈夫かな…。
とりあえず何も考えずに丁寧にペダルを踏むことだけを考えて、進みます。
▲深夜1時50分。場所によっては街灯が少なく、自転車に装備した強力ライトが頼りです。
富士見市…長野県だー!
相変わらずペースはゆっくりだけど、今回は「がんばらない」。とにかくゆっくり。着実に、ゆっくり。
登り切ったら、諏訪湖まで5kmの下り。登った量に比べたら、ほんのちょっぴりだけど、でもここで脚が休められるのはありがたい!
でも…雨で体が冷えている上に、標高が高いから気温も下がって、ちょっと寒い…。
いや、これ、ウィンドブレーカー着込んでいても寒いんですけどー……!!!
諏訪湖だ…!
茅野市だ…!
ちのし…
ちの…
心がぴょんぴょんする…
あ…
ねむ…い…
後編へ続く!