投げっぱなし日記

イラストとか、自転車とか、まったりゆるゆる。

初めてコミケに行ってきました。

2009年の最後の日、私は有明にいました。
人であふれかえるビッグサイト、冬の祭典ことコミックマーケット3日目です。
大掃除、コミケ、帰省…という、初参加のくせに何を考えているんだ、と誰もが思うトンデモスケジュール。ビッグサイト滞在時間1時間じゃ、同人誌を見てまわる時間なんてありません。物理的に無理です。


それでも自分は無理矢理、コミケに行く時間をスケジュールにねじ込みました。
会いたい人がいました。
P.S.すりーさん』の作者、IKaさん。
それから、原稿を寄稿したハイカーズの人たち。
まずはIKaさんのブースへ急ぎます。いや、急ぐと「危ない!」と怒られるので歩いて向かいます。

すりーさんと二次創作とIKaさんとのろけ

既存の作品をもとにして作品を創ることを「二次創作」と言います。
二次創作というのは法律で決められた定義ではないので、とても曖昧です。今の日本の法律では、どんなに悪気がなくとも二次創作をすることはそれだけで著作権法違反と背中合わせです。
今、ネット上には「みんなの遊び場」が不足しています。
みんなが知っていて話題を共有できるもの。それでいて、訴えられる心配なく安心してその絵を描いたり、歌ったり、アニメやマンガ・小説にできるもの。
ネットでは「東方Project」「VOCALOID」「アイドルマスター」の3つに人気が集中している、とよく言われますが、それは他に「みんなの遊び場」が無いことの裏返しでもあります。


すりーさんを描いてもいいです。」
そうIKaさんが言ってくれたことは、いつも後ろを気にしながら二次創作をしている人たちにとって、とても心強い。
だからまずは、いつも面白い4コマを描いて下さることに、ありがとうございます。
そして、場所をみんなにひらいていただいていることに、ありがとうございます。
…とそれだけが言いたくて会いに行ったのですが、IKaさんの手から同人誌いただいて、
「日記見てますよ。絵が上手くなってますね。描くペースも速いし。」なんて言われてしまった日には完全に有頂天ですよwもう何しに行ったのやらw
緊張するやら嬉しいやらでなんだかよく分からないことを口走っていました。もっとお話ししたかったのですが、時間切れでブースを離れることに。
本当にありがとうございました!

画面の向こうに人がいる

ネットがどんどん便利になって、正直、同人誌即売会なんていうものも時代遅れになってゆくのかなと思っていたのですが、そんなこと無いなと思いました。ネット上にいると、どうしても忘れてしまいがちなこと。「画面の向こうに人がいる」という現実。それを思い出させてくれる場所として、こういうイベントって良いなあと思いました。
人がいるって大きいですよ。とても励まされます。
色んな人に会えて良かった…!そう思える一日でした。