投げっぱなし日記

イラストとか、自転車とか、まったりゆるゆる。

今後、個人のイラストサイトは減っていくのかな、と思った。

ちょっと半年ほど前の話。

3月に、イラストブログをやる時の注意点みたいなエントリを書いたんだけど、これは要約すると、イラストブログってのは敬遠されがちだけど、「イラストの一覧性を確保したページ」があればブログでも従来のイラストサイト並みかそれ以上に便利なものを実現可能だ、という感じ。
それで、このブログに積極的に絵を置こうとし始めたのって、じつはこのエントリの実証実験だったりする。だって、イラストサイト運営した事無い人間が書いても、ねぇ。閲覧者側からだけ語っても、運営者の視点がないと説得力に欠けるというか。

はてダ+フォトライフはイラストブログに向いてる。

それで、絵を置き始めて半年になるわけですが、当時から状況が大きく変わってきた。
まず、はてなダイアリーは、イラストブログに向いている。正確には、向き始めた。3月時点ではフォトライフの容量がお話にならないほど少なくて、画像を載せるブログとしてはてなダイアリーは論外だったのが、4月24日のリニューアルで容量が実質無制限になった上にフォトライフ自体も使いやすくなったことで、「一覧ページ」としてとても使いやすくなった。
正直、細かな不満はあるけれど、大まかには従来のサイトと比べて導線としてはそれほど遜色はないはず。(「いや、やっぱり見にくいよ!」という意見があったらぜひ教えてください!どうしても感覚が麻痺しているので。)

でも個人でサイト持つ意義ってあるのか?

同時に、拠点としてサイトを持つ必要があるのか?という疑問が最近わいてきた。
ぶっちゃけpixivだけで活動していても問題はないだろうし、もっと気楽に楽しみたいなら、つい先日スタートしたdrawrというpixiv系列のサービスもある。はてなにもはてなハイクというお絵かきできるミニブログサービスがある。
drawrはてなハイクお絵かき掲示板によく似てるけど、大きな違いとしてそれぞれアカウントさえ取れば自分のIDページができる。だから単に「自分の描いた絵をまとめたい」ならIDページで事足りるし、「絵を見てもらう」という事が目的ならアクセス数はよほど有名でもない限りこういうサービス内の方が個人でブログを開設するより多くなる。
ギャラリーページと多少のコミュニケーション機能があれば、それでイラストサイトとしての最小構成は整うので、そう考えると個人サイトでなくともこれらのサービスだけで何ら問題ないんだよね。ブログなりサイトなりを持つことの明確な利点って、ログイン不要という点と、サイト管理人への確実性の高い連絡手段が確保されている点ぐらいしかないかもしれない。
サイトはあんまり実働して無くて、実質的には同人誌の告知場所、みたいな人も多い気がする。


90年代は「老いも若きもホームページ」みたいな感じでサイトが乱立していたのが、そのうちブログになって、今ではmixiになってる。個人で拠点を持つことの意義は今でもあって自分はその恩恵を受けてるし、ブログが全部mixiになったわけじゃないのと同じで、絶滅はしないだろうけど、そんな感じで今後個人のイラストサイトも何らかのサービスに吸収されて減っていくのかもな〜。
そんなことを思ったとある秋の日。